何と言っても一番の効用は、様々な病気からの予防効果があるということでしょう。2番目は問題行動の予防、3番目は発情期の突然的な行動予防です。
最初の病気からの予防ですが、犬の死亡率の多い順番は、癌、心疾患となっており、この2つで何と6割を超えています。20年ほど前までは感染症が最も多かったのですが、最近では感染症の死亡率は10%ほどに落ちてまいりました。ワクチンの義務付けによる効果ですね。この順番は人間と全く同じですね。人間と同じように、寿命も一昔前までは7〜8年、今15年以上が当たり前と延びてまいりました。これは、フードやサプリメントの普及、生活環境の改善、ワクチンの義務化、すぐに獣医に出向く傾向が強まった─などからです。まさに家族の一員として大切に育てられている結果だと思います。残念ながら癌にかかれば人間と同じで対処のしようがありません。
しかし、不妊手術により癌にかかる確率が間違いなく激減するのです。高額の治療費がかかり、苦しむのを見て大切な家族を失うよりも事前の一策になると思います。癌の種類は違っても、オス・メス同様の効果があります。
二番目の心疾患もまた人間と同様ですが、糖尿病が起因しています。栄養価のあるフードの弊害でもあります。
次に問題行動ですが、メスなら年2回訪れる発情期特有の問題行動を抑制します。経験されている方ならおわかりでしょうが、食欲がなくなったり、突然吠えたり、噛み付いたりということも激減するのです。オスならマーキング、遠吠えの抑制効果があります。
また、発情期の突然的な行動とは、メスが発するフェロモンめがけてオスが突進するような問題行動をいいます。春先にしばしば猫が交通事故に遭っているのを見た人も多いでしょう。オス猫が、周りに目もくれずメス猫の匂いに突進して交通事故に遭ってしまうのです。 |